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多角化経営の方策(2)分散と修繕戦略|CULTIBASE Radio|Organization Design #12
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio 組織デザインの第12回目は、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「多角化経営の方策(2)分散と修繕戦略」というテーマで語りました。
『多角化経営の方策(2)分散と修繕戦略』の概要
事業多角化と人材多様性に付随するハードルを乗り越えるための組織デザインをテーマにした企画。前回は企業理念に基づきシナジーを生み出すことの必要性に触れたが、今回はオールフォーワンでちゃんと協力し合う文化体制を作るための分散と修繕について考える。
既存事業の深堀りと新規事業の探索を行う両利きの経営においては、時期や環境に応じて投資先と配分を変える選択と集中が欠かせない。しかし、両利きの経営自体が目的化してしまうと、企業理念との整合性がとれなくなったり部門の目的が形骸化し、結果的にチーム間で軋轢が生じてしまうなどオールフォーワンの姿勢が生まれづらくなるとミナベは指摘する。
こうした状況を乗り越えるためには、理念に基づいた分散と修繕が必要だとミナベは語る。ここで言う分散とは、各部門への分散投資だと述べ、分散投資をする際には投資配分を定期的にチェックし選択と集中の配分を変えるのが必要だと指摘する。
他方修繕とは投資配分を変えることを指すが、配分を変えるだけでは不十分だとミナベは語る。分散をし直す時には、事業長やメンバーに対して過去の投資に対してリフレクションを行った上で、次に何を投資していくのかを組織全体にナラティブに語ることが大事だと述べる。
例えばOKRの設定でも、数百人数千人の会社では形骸化しがちでメンバーにまで意図が正しく伝わっていないケースがよくあると語る。こうした課題に対しては、OKRとナラティブを並行して社内に展開するなど、論理的な理解に偏らせない工夫が海外では行われていると指摘する。
また、ロードマップ経営においても、普段見過ごされがちな実践に対するリフレクションや互いのナラティブを汲み取ったり暗黙的な部分も含めて開いていくことで修繕活動を行うことが大事だと語る。
組織学習とは、目的設定だけではなく企業の目的や理念のリデザインに応じながら、組織全体の行動習慣がしっかり変わっていくことだとミナベは語る。組織学習を行うには分散と修繕の営みが大切だと締めくくった。
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『多角化経営の方策(2)分散と修繕戦略』の概要『多角化経営の方策(2)分散と修繕戦略』の関連コンテンツ
▼組織デザイン入門:集団がよりよく協働する仕組みと構造をつくるには?
https://www.cultibase.jp/articles/12472
▼事業多角化のジレンマをいかに乗り越えるか?:シナジーを生み出す組織デザイン論
https://www.cultibase.jp/videos/12553
◇ ◇ ◇
人と組織のポテンシャルを引き出す知見をさらに深く豊かに探究していきたいという方は、会員制オンラインプログラム「CULTIBASE Lab」がオススメです。CULTIBASE Labでは、組織の創造性を最大限に高めるファシリテーションとマネジメントの最新知見を学べる探究型学習コミュニティとして、会員限定の動画コンテンツに加え、CULTIBASEを中心的に扱う各領域の専門家をお招きした特別講座など、厳選した学習コンテンツをお届けします。
▼「CULTIBASE Lab」の詳細・お申し込みはこちら
https://cultibase.jp/lab
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『多角化経営の方策(2)分散と修繕戦略』の概要
事業多角化と人材多様性に付随するハードルを乗り越えるための組織デザインをテーマにした企画。前回は企業理念に基づきシナジーを生み出すことの必要性に触れたが、今回はオールフォーワンでちゃんと協力し合う文化体制を作るための分散と修繕について考える。
既存事業の深堀りと新規事業の探索を行う両利きの経営においては、時期や環境に応じて投資先と配分を変える選択と集中が欠かせない。しかし、両利きの経営自体が目的化してしまうと、企業理念との整合性がとれなくなったり部門の目的が形骸化し、結果的にチーム間で軋轢が生じてしまうなどオールフォーワンの姿勢が生まれづらくなるとミナベは指摘する。
こうした状況を乗り越えるためには、理念に基づいた分散と修繕が必要だとミナベは語る。ここで言う分散とは、各部門への分散投資だと述べ、分散投資をする際には投資配分を定期的にチェックし選択と集中の配分を変えるのが必要だと指摘する。
他方修繕とは投資配分を変えることを指すが、配分を変えるだけでは不十分だとミナベは語る。分散をし直す時には、事業長やメンバーに対して過去の投資に対してリフレクションを行った上で、次に何を投資していくのかを組織全体にナラティブに語ることが大事だと述べる。
例えばOKRの設定でも、数百人数千人の会社では形骸化しがちでメンバーにまで意図が正しく伝わっていないケースがよくあると語る。こうした課題に対しては、OKRとナラティブを並行して社内に展開するなど、論理的な理解に偏らせない工夫が海外では行われていると指摘する。
また、ロードマップ経営においても、普段見過ごされがちな実践に対するリフレクションや互いのナラティブを汲み取ったり暗黙的な部分も含めて開いていくことで修繕活動を行うことが大事だと語る。
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▼組織デザイン入門:集団がよりよく協働する仕組みと構造をつくるには?
https://www.cultibase.jp/articles/12472
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